呼吸のメカニズム
呼吸は言うまでもなく、肺を通しておこなわれています。
肺は、太い気管支と、そこから枝分かれした細い気管支、数億個の肺胞、そして無数血管から成り立っています。
心臓から続く肺動脈は、枝分かれしながら毛細血管となり、肺胞の表面を網目のように覆っています。
肺では、この毛細血管を通して呼吸で取り込んだ酸素を受け取り、同時に血管内の二酸化炭素を渡して吐き出しています。
酸素を受け取った血液は、肺静脈を通して心臓に送られ、心臓のポンプ機能によって、全身に運ばれるのです。
人間は呼吸をするときに、酸素だけでなく、有害な細菌やウィルスなども一緒に取り込んでしまいます。
これらが肺の中に侵入すると、感染症などにかかる恐れがあります。
しかし、呼吸をつかさどる気管支などは、内部が粘膜や粘膜が覆う上皮細胞に包まれていて、粘膜が分泌する粘液によって、細菌やウィルスといった異物の侵入を防ぎ、体外に排出する機能を備えています。
気管支の粘膜からは、免疫グロブリンという物質が分泌され、細菌などによる感染症から守るのです。
しかし、体調不良や加齢などによって、免疫力や抵抗力が落ちると、細菌やウィルスの侵入を防ぎきれず、呼吸器系の疾患にかかりやすくなります。
上気道(口腔・鼻腔・咽頭・気道)が感染すると、風邪、扁桃腺炎、鼻炎、花粉症、インフルエンザなどに、下気道(気管支・細気管支・肺胞)が感染すると、気管支ぜんそく、肺血管、レジオネラ肺炎、肺がんなどにかかることもあります。
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